英検対策の無料アプリを目的別に比較 選び方と公式ツールの使い方
英検対策のアプリは無料のものだけでも数十種類あり、単語アプリから過去問形式、二次試験の面接練習までジャンルはさまざまです。この記事では英検協会公式の学習ツールを含めて、目的別に無料で使えるアプリとサイトを整理し、参考書と組み合わせた独学の進め方、無料アプリだけでは足りないと感じたときにオンライン英会話へ切り替える判断基準までをまとめます。価格情報は2026年9月15日に確認したものです。
各アプリの公式サイトや英検協会の発表を確認して記事を書いています。この記事は日本英語検定協会が運営する英ナビ!、旺文社公式サイトのほか、Kimini英会話公式ブログを2026年9月15日に確認しています。受講していないオンライン英会話の体験談は書いていません。
英検対策の無料アプリを選ぶ前に整理しておきたいこと
英検対策の無料アプリは、単語の暗記、過去問演習、二次試験の面接練習など、得意なジャンルがアプリごとに分かれています。1つのアプリで4技能すべてを無料のまま網羅できるものは少なく、まず自分がどの技能で点数を落としているかを把握してから選ぶほうが遠回りになりません。無料版は機能や利用回数に制限があることも多く、続けるうちに有料プランへの案内が表示される仕組みのアプリも見られます。
無料アプリでできることとできないこと
無料アプリの多くは単語学習や過去問の一部演習には強い一方、英作文の添削や二次試験の面接練習でAIが細かく採点してくれる機能は有料版に限定されていることが目立ちます。無料の範囲でできることとできないことを最初に確認しておくと、後から機能不足に気づいて別のアプリを探し直す手間を減らせます。
受験級と技能の弱点で選ぶのが近道
英検は5級から1級まで出題形式が大きく変わるため、同じ英検対策アプリでも対応級には差があります。まずは自分が受ける級に対応しているかを確認し、そのうえでリスニングが弱いのか語彙が弱いのかといった技能別の弱点に合わせて絞り込むと、無料の範囲でも効果を実感しやすくなります。
選ぶときに確認しておきたい点を整理すると、次のようになります。
- 受験する級に対応しているか
- 鍛えたい技能(単語/リーディング/リスニング/二次面接)に合っているか
- 無料の範囲でどこまで使えるか
- 広告表示や利用回数の制限が学習の妨げにならないか
- 継続しやすいゲーム要素や記録機能があるか
無料アプリはとりあえず全部入れてみるよりも、弱点を1つ決めてから探したほうが早く合うものに出会えます。
目的別 無料で使える英検対策アプリ・サイトの比較
英検対策の無料アプリやサイトは、単語学習系、過去問演習系、二次試験対策系の3つに大きく分けられます。下の表は代表的なものを目的別に整理したもので、いずれも基本部分は無料で使えますが、一部は利用回数や収録範囲に制限があり、上位プランへの案内が表示される仕組みになっています。複数のアプリを併用する場合は、同じジャンルを重複させず、単語・読解・リスニングのように役割が被らないものを選ぶと学習時間を無駄にしません。
単語・語彙を無料で鍛えるアプリ
単語の暗記には、ゲーム感覚で反復できるタイプのアプリが向いています。旺文社の公式アプリ「学びの友」は、無料の会員登録(旺文社まなびID)をすれば英検対策の問題集に対応した学習ができ、同じく旺文社の「英語の友」は書籍を持っていれば音声を無料で再生できます。単語アプリ単体では文脈の中での使い方まではつかみにくいため、長文読解の演習と組み合わせるのがおすすめです。
- 学びの友(旺文社) 英検対応の問題集を無料の会員登録で利用できる
- 英語の友(旺文社) 書籍音源を無料再生できるリスニングアプリ
- mikan 単語の暗記に特化した無料アプリ
- Quizlet 自作の単語カードを無料で作成・反復できるアプリ
- 英検トレーニング 過去問・模試形式の無料アプリ
リーディング・リスニングを無料で鍛えるサイト
過去問形式でまとめて演習したい場合は、無料のWebサイトも役立ちます。英語漬け.comは英検や高校受験、TOEICに対応した無料の学習サイトで、単語や文法、リスニングまで幅広く扱っています。英検ネットドリルは本番形式のドリルを「トレーニング」「確認テスト」「弱点チェック」の3メニューで提供しており、スマートフォンだけで過去問演習を進められます。
| 名称 | ジャンル | 料金の目安 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 学びの友(旺文社) | 単語・問題集 | 無料(まなびID登録) | 英検対応の問題集を利用できる |
| 英語の友(旺文社) | リスニング | 無料(対応書籍が必要) | 対策書の音声を再生できる |
| 英検トレーニング | 過去問演習 | 無料 | リスニング・長文・英作文を形式別に演習 |
| 英語漬け.com | 総合(単語/文法/リスニング) | 無料 | 英検以外の試験にも対応 |
| 英検ネットドリル | 本番形式ドリル | 無料/一部有料 | トレーニング・確認テスト・弱点チェックの3メニュー |
同じ無料でも、書籍が前提のアプリと単体で使えるアプリがあるので、手元の教材と合わせて選ぶと迷いにくいです。
英検協会公式の無料ツール スタディギア for EIKEN
英検を運営する公益財団法人日本英語検定協会自身も、学習アプリ「スタディギア for EIKEN」を無料で提供しています。会員登録をすると誰でも無料の「ライトプラン」が使え、全ての学習機能とコンテンツを制限なく使うには有料の「プレミアムプラン」への切り替えが必要です。以前は申込者向けに無料の「ベーシック版」も提供されていましたが、2023年3月31日10時をもって無償提供が終了しています(2026年9月15日確認)。
ライトプランとプレミアムプランの違い
ライトプランは学習機能や収録コンテンツの範囲に制限がある一方、費用をかけずに公式教材で対策を始められる点が強みです。プレミアムプランは有料ですが、過去問演習や弱点分析など機能の制限がなくなるため、無料の範囲で物足りなさを感じてから切り替えを検討しても遅くありません。
スタディギアは英検協会自身が運営する公式アプリです。無料のライトプランだけでも、過去問形式に慣れる用途では十分に使えます。
旺文社の公式アプリ 英語の友と学びの友
英検の主要な参考書を発行している旺文社も、前述の英語の友と学びの友という2つの公式アプリを無料で提供しています。参考書とセットで使うことを想定して作られているため、手元に旺文社の英検対策本がある場合は、まずこの2つを試すのが遠回りの少ない選び方です。
二次試験(面接)だけを無料アプリで対策する方法
英検の3級以上には二次試験(面接)があり、一次試験とは別にスピーキングの練習が必要です。二次試験対策アプリを選ぶときは、受験する級に対応しているか、二次試験の出題形式(自由会話やナレーションなど)に沿った練習ができるか、AIによる採点やフィードバックがあるかという3点を確認すると失敗しにくくなります。
二次対策アプリを選ぶときの3つの基準
二次試験は面接官との対話形式のため、1人での練習に不安を感じる受験者が多い試験です。無料の範囲でAI相手に模擬面接ができるアプリを使えば、予約や対面の緊張なしに何度でも練習でき、間違えても気にせずやり直せる点がメリットです。
- 対応級が受験級と一致しているか
- 二次試験の出題形式(自由会話・ナレーションなど)に沿っているか
- AIによる発音・文法・内容のフィードバックがあるか
- 無料の範囲で使える練習回数に制限がないか
- 収録されている想定問答が公式教材に準拠しているか
無料でできる練習と有料級のAI採点の違い
無料の範囲では想定問答の音読練習や簡易的な模擬面接ができるアプリが多く、発音やアクセントまで細かく採点してくれる機能は有料プランに限定されることが目立ちます。二次試験の直前期に総仕上げとして使うだけであれば、無料の範囲でも本番形式に慣れる目的は十分に果たせます。
二次試験は独学だと自分の発音の癖に気づきにくいので、無料アプリのAI採点だけでも一度は客観的なフィードバックをもらっておくと安心です。
参考書と無料アプリを組み合わせた独学のやり方
英検は独学でも合格を目指せる試験ですが、参考書とアプリを役割分担させると学習効率が上がります。参考書は体系的な知識のインプットと過去問演習に使い、アプリはスキマ時間の反復や音声を使ったリスニング練習に使うというように、教材ごとの得意分野を分けて使うのが基本の考え方です。どちらか一方に頼りきると弱点が偏りやすいため、両方を組み合わせる前提で計画を立てると本番までの伸びが安定します。
級別の参考書の選び方
3級までは単語と基本文法を1冊にまとめた総合対策本、準2級以上は過去問題集を中心に、語彙力に不安がある場合は単語帳を追加するという組み合わせが目安です。参考書は最新の出題形式に対応しているかを奥付や公式サイトで確認してから選ぶと、リニューアル後の形式とのずれを防げます。
無料アプリと参考書を組み合わせる勉強の順番
勉強の順番としては、まず参考書で出題形式と自分の弱点を把握し、その弱点を無料アプリで毎日の反復に落とし込み、直前期に模試形式のアプリで本番同様の時間配分を確認するという流れが無理なく続けやすい進め方です。
- 過去問を1年分解いて現在の実力と合格ラインの差を把握する
- 語彙・文法の弱点をアプリの単語学習で補う
- 参考書の長文読解とリスニングを技能別に進める
- 直前期は二次試験対策アプリで面接形式に慣れる
- 模試形式のアプリや無料サイトで本番同様の時間配分を練習する
中学生が無料で英検対策を進めるときの注意点
中学生の英検対策では、本人が無料アプリだけで継続できるかに加えて、保護者が学習状況を把握しやすいかという視点も必要になります。オンライン英会話各社が用意している無料体験レッスンを使えば、費用をかけずに授業の雰囲気や英検対策コースの進め方を確認できます。学校の授業やアプリの学習履歴だけでは見えにくい発話量も、体験レッスンなら実際に確かめられます。
保護者が確認しておきたい対象年齢と同伴の有無
子供向けのオンライン英会話は、対象年齢や保護者の同伴要否がサービスごとに異なります。無料体験を申し込む段階で、対象学年やレッスン中に保護者がそばにいる必要があるかを各社の公式サイトで確認しておくと、入会後に条件が合わなかったという行き違いを防げます。
オンライン英会話の無料体験だけで相性を確かめる方法
多くのオンライン英会話は、英検対策コースについても無料体験の枠内でレッスンを受けられます。無料アプリだけで一次試験の知識は身についても、二次試験の面接形式に不安が残る場合は、無料体験で講師との対話形式の練習を試してから継続を判断する進め方が現実的です。
- 対象年齢が学年に合っているか
- レッスン中の保護者同伴が必要か
- 英検対策コースが級別に用意されているか
- 無料体験で二次試験の面接形式の練習ができるか
- 継続した場合の月額料金と支払いサイクル
子供向けコースは対象年齢や同伴の要否が会社ごとに異なります。無料体験の前に各社の公式サイトで条件を確認してください。
無料アプリだけでは足りないと感じたときの選択肢
無料アプリと参考書だけでも一次試験の対策は十分に進められますが、二次試験の面接練習や、学習のペース管理に不安が残る場合はオンライン英会話の英検対策コースが選択肢になります。ここでは1レッスンあたりの単価の考え方まで含めて整理し、無料の教材だけで進める場合との費用差も比べられるようにします。受験までの期間が短い人ほど、費用よりも継続しやすさを優先して選ぶ価値があります。
オンライン英会話の英検対策コースの料金の目安
Kimini英会話の毎日25分プラン「スタンダードプラン」は月額6,380円です(2026年9月15日、公式ブログの公表内容をもとに確認)。レアジョブ英会話にも中学・高校生向けの英検二次試験対策教材が用意されていますが、追加費用の有無は今回の調査では確認できなかったため、申し込み前に公式サイトで最新の料金を確認してください。
1レッスンあたりの単価の計算方法(当サイト算出)
1レッスンあたりの単価は、月額料金をその月に受けられるレッスン回数で割って算出します。毎日受講する前提のプランは、月30日換算で計算するのが当サイトの算出方法です。Kimini英会話のスタンダードプランで計算すると、6,380円を30日で割った約213円が1レッスンあたりの目安になります。
| 学習手段 | 費用の目安 | 向いている人 |
|---|---|---|
| 無料アプリ(単語・過去問系) | 0円 | まず費用をかけずに始めたい人 |
| 英検協会公式スタディギア | ライトプラン無料 プレミアムは有料 | 公式教材で過去問に慣れたい人 |
| 参考書(級別問題集など) | 1冊1,000円台から3,000円程度 | 体系的にインプットしたい人 |
| オンライン英会話の英検対策コース(例 Kimini) | 月6,380円 1回あたり約213円(当サイト算出) | 二次試験の対話練習や継続管理をしたい人 |
英検の検定料(2026年度・参考)
無料の教材だけで対策を進める場合でも、受験そのものにかかる検定料は避けられない費用です。2026年度の英検(従来型)の本会場検定料は、2025年度から一律100円引き下げられ、3級4,900円、準2級6,000円、2級6,800円です(2026年9月15日、英検協会公式サイトの公表内容をもとに確認)。無料アプリで対策する場合、実質的な費用はこの検定料だけで済むことになります。
| 級 | 本会場検定料(税込) |
|---|---|
| 2級 | 6,800円 |
| 準2級 | 6,000円 |
| 3級 | 4,900円 |
検定料は準会場での受験や級によって金額が変わるため、申し込み前に必ず英検協会の公式サイトで最新の金額を確認してください。関連する英会話の料金相場はオンライン英会話の料金相場のまとめでも解説しています。
よくある質問
英検対策アプリは無料版だけで合格できますか
無料版のアプリだけでも、単語学習や過去問形式に慣れる範囲では十分に対策できます。ただし二次試験の面接練習でAIによる詳細な採点を受けたい場合や、学習のペース管理が必要な場合は、有料プランやオンライン英会話の対策コースを組み合わせたほうが効率的です。まずは無料の範囲で自分の弱点を把握し、必要な部分だけ有料サービスを足していく進め方をおすすめします。
英検協会が公式に出しているアプリはありますか
はい。日本英語検定協会自身が「スタディギア for EIKEN」という学習アプリを提供しています。会員登録をすると無料のライトプランが使え、全機能を使うには有料のプレミアムプランが必要です。以前提供されていた無料のベーシック版は2023年3月31日をもって申込者への無償提供を終了しているため、現在の無料の選択肢はライトプランになります(2026年9月15日確認)。
中学生でも無料で英検対策できますか
中学生も、単語アプリや無料のWebドリルを使えば費用をかけずに一次試験の対策を進められます。二次試験の面接練習や学習ペースの管理に不安がある場合は、オンライン英会話各社の無料体験を利用して、英検対策コースの雰囲気を確認したうえで継続を判断する方法が現実的です。対象年齢や保護者の同伴要否は会社ごとに異なるため、無料体験の前に公式サイトで条件を確認してください。
参考書とアプリはどちらを優先すべきですか
出題形式全体を体系的に理解したい場合は参考書、スキマ時間の反復や音声を使った練習をしたい場合はアプリが向いています。どちらか一方に絞る必要はなく、参考書で出題傾向をつかみ、アプリで毎日の反復とリスニング練習を積み重ねるというように、役割を分けて併用するのが独学を続けやすい進め方です。
まとめ
英検対策の無料アプリは、単語学習・過去問演習・二次試験対策のそれぞれで強いアプリが異なるため、自分の受験級と弱点に合わせて選ぶことが遠回りを避ける近道です。英検協会公式のスタディギアや旺文社の公式アプリのように、費用をかけずに信頼できる教材で対策を始められる選択肢も揃っており、検定料以外の費用をかけずに合格を目指すことも十分可能です。
無料の範囲で対策を進めたうえで、二次試験の面接練習や学習の継続管理に不安が残る場合は、英会話の学習法カテゴリや子供向け英会話の料金比較も参考に、オンライン英会話の英検対策コースを検討する余地があります。1レッスンあたりの単価まで計算したうえで、自分の受験までの期間と予算に合う学習手段を組み合わせてください。